耐用年数って聞いたことある?機械でも机でもそれが使える期間ってあるでしょ。そのこと。
でもさ、実際に機械がどれぐらい使えていつ壊れるかなんて使用条件によっても変わるし、そんなのわからないよね?それでも国がこういう機械はだいたい6年ぐらい使えるもんだよね、だからこういう機械の耐用年数は6年ですとかって任意で決めちゃうんだ。これを法定耐用年数って言う。
機械だけじゃなくて、建物にも法定耐用年数があって、あちきが買っている団地にも当然法定耐用年数がある。
団地は鉄筋コンクリートで建てられていて、国が決めた法定耐用年数は47年。鉄筋コンクリートの建物はこれぐらいは使えるでしょって国が任意に決めたものだから、実際に47年使えるかどうか、または47年以上使えるかどうかとは関係がないんだ。
あちきが買っている団地は、東京でだいたい1960年代後半に公団(現UR)が建てたものばかり。これには理由があるのだけれどそれはまた今度話すとして、今は2017年だからもう耐用年数が過ぎているものばかりだ。
耐用年数を過ぎている建物にそのまま住んでいていいの?危なくない?と思う人もいると思う。でも、これもさっきから説明しているとおり、法定耐用年数と実際に使える年数は関係ないのだ。
例えば木造住宅なんて、耐用年数は22年。新築で買った家が22年経ったら住めない状態になって崩壊してしまうなんてことはあり得ないでしょ。それと一緒。鉄筋コンクリートだと躯体自体は100年以上もつって言われているんだ。実際欧米では築100年の鉄筋コンクリート造りの建物はまだ現役でたくさんある。
なので、手抜き工事の欠陥住宅とかでない限り、法定耐用年数の47年を過ぎた団地でも普通に住めるということなのだ。不動産投資の対象として団地を購入するということもアリということになるのさ。