夜逃げ

 ちっす、あちき賃貸に出している団地で夜逃げされたことがあるっす。

 あれはまだあちきが不動産投資を始めたばかりの頃だったっす。なんかの不動産投資の本でこれからはインターネットで大家が自ら募集する時代みたいなことが書いてあってさ、あちきは馬鹿だから真に受けてネットでも募集したんすよ。

 そしたらすぐに空室が埋まってひゃっほーい!って喜んだのさ。


 でもね、後から思えばちょっと怪しかったんだ。免許証は取り消しになって今はないとか(社員証みたいなのを身分証として見せられた)、保証人はなしでとか。

 そして、一月後にまず最初の家賃が入らない。催促しても電話に出ない。しばらくすると「すみません、来月分と一緒に振り込みます」というメールが来る。でもその次の月になっても振り込まれない。また電話するけどつながらないのでメールをする。

 1週間ぐらいすると、「今出張中で日本にいない」と。「帰国したら払います」と。また次の月になっても振り込まれないから連絡するがつながらない。メールで「今、中国にいるのですが今日国際送金で払います。海外からなので普通は2~3日、もしかしたら一週間ぐらいかかるかもしれない。」と連絡が来る。一週間待つが振り込まれない。メールで振り込まれない旨を伝えると「おかしいですね。すみません、では帰国したらすぐに振り込みます。」と連絡が来る。全く連絡がない。

 仕方ないので、詐欺だから警察に行くとメールで伝える(今考えると滞納では警察は動いてくれるわけないんだけど、知らなかったからさ)。逆切れで「やるならやってみろ」というメールが来る。

 さすがに温厚なあちきも切れてぶっ飛ばそうと思い、現地に行って鍵を開けると全然知らない女が住んでいる。あなたは誰ですかと聞くとそいつにお金を払って部屋を借りたと言っている。中には猫が住んでおり異臭を放っている。

 ここに至って、さすがにこれはまずいと思い、弁護士に相談する。「それ完全に詐欺ですね。やる気でやってます。でも、家賃の滞納は詐欺での立件は難しいので民事になります。これからヒロさんは一切タッチしないで下さい。ぶっ飛ばしに行くとかダメですからね。その女性を無理やりたたき出すとかもダメです。」すぐに明渡訴訟の準備に入った。

 特別送達、官報記載などの手続き経て判決を貰った。

 ここまでもう入居から半年以上かかっている。時間もお金もかかってあちきはもうボロボロ。不動産投資なんてやらなければ良かったって心底悔やんだし、自分の甘さに泣きそうにもなった。もう精神的に病みそうになったっす(泣)

 その後、強制執行の手続きに入るんすけど、それはこのあとまた書くっす。

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