ちっす、夜逃げされた時は人間不信になりそうになったヒロっす。やっと判決を貰い、強制執行の申し立てをして裁判所から執行官に来てもらい現地に入ったんだ。
家には勝手に住んでいた女も猫も誰もいなかったけど、クロスや柱は猫にボロボロにされ、襖は穴が開き、けもの臭が立ち込め、ゴミが溢れる大変な状態になってた。
弁護士が入ったことを知り、夜逃げ野郎は部屋には戻って来なかったようで、古いテレビやらガラクタ、パソコンなどが放置されていたっす。こみ上げる怒りと悲しさ。本気で人を憎むってこういうことなんだなってわかった瞬間っす。
さらに腹立たしいのはそのゴミやガラクタを片付ける業者も一緒に行くんだけど、その費用も自分で払わないといけないこと。夜逃げ野郎に請求は出来るけど行方知れずだし連絡取れても払うわけないしで結局あちきが払わないといけない。
全てが終わり、執行官や業者が帰った後、立ち会ってくれた弁護士と二人になる。あちきは復讐を誓い、そいつを地の果てまできっちり追い込んでやる決意を弁護士に表明すると、弁護士は一言「やめましょう。無駄ですよ。」と。
そんなことをしても結局お金は取れないし、そういうダークサイドに堕ちた輩からは負のエネルギーが出ているから関わらない方が良い、もう今回のことは忘れて部屋を綺麗にリフォームして新たに出発しましょうとアドバイスを貰ったんだ。
確かにその通りなんだけど、もう悔しくて悔しくてね。その後も毎晩布団の中で歯ぎしりしてたんだけど、アドバイスは全く正しいのでとうとう諦めて忘れることにしたんだ。忘れることにしたんだけど、やっぱりしょっちゅうそのことを思い出してイライラしてたけど、今はもうそれも良い思い出。
あの事件があったから、世の中に悪いヤツは結構普通にいるもんだということを思い知ったし、不動産投資を行う上でのでリスクもしっかり理解した。あの事件がなかったとしても、あんな甘い考えで不動産投資をしていたら、必ず他の物件でもそういう事故が起きていたと思うんだ。
今はね、あちきも相当強いっすよ。あれからも何度も悪い入居者に出会ってきたけど、その度に強くなって今はもう負けることはなくなったっす。クレーマーの入居者との戦いも何度も経験して撃退方法も身につけたしさ。
次は、とりあえず滞納だとか夜逃げだとかを回避する方法を書くね。
不動産投資はそんなに甘くないし、大変なこともあるけど、自分が強くなってしっかり不良入居者と戦えるだけの知識を身に付ければ怖いことはないすからね。こんな話を聞いてビビッてしまう人もいるかも知んないすけど、何事も経験っすから。初めから転ばないで歩けるようになる赤ちゃんなんていないってのと同じっす。失敗して経験して勉強して最後は負けなくなるんすよ。
コメント
不動産投資の本やブログを一通り読んでいるのですが、大半が黄金時代の自慢話が多く、後発組には何か身近に感じられなかったのですが、このひろさんのブログはリアルで、不動産投資の成功も失敗も含めて裏側も語られているので、本当に参考になります。
そうですねえ、あちきは馬鹿だから結構失敗はしている方だと思うっす(笑)確かに昔は一般の人が不動産投資やるような時代じゃなかったから今よりも物件価格が全然安かったし、敷金とか礼金とか謝礼とかもたかが15年ぐらい前ですが今とは状況が全然違うっすからね。そういう時期に書かれた本はあまり参考にはならないかも知れません。ただ、最近よくある不動産投資は絶対に失敗するから手を出すなみたいな本も実際に不動産投資をやっているあちきからすると、不動産投資をやったこともないやつが何言ってるんだ?みたいな内容が多いっすけどね。あちき自身は今は物件価格が高すぎるので、積極的に大きな物件をやる時期ではないような気はしてるっす。不動産投資家があまり手を出してこないオンボロ団地とかオンボロ一軒家とかを数百万で買って数万円で貸すといった、本物の不動産投資家からすればそんな細いことチマチマやってらんねえよみたいなニッチなところで今は戦おうかなとあちきは考えています。その内この不動産投資バブルも弾ける時が来るので、その時に一気に買えるように準備をしておきたいと思っています。