団地の建て替えは立地と容積率が重要

 ちっす、今日も団地の建て替えの話。団地が建て替えられるかどうかは立地と容積率にかかっていると言っても良いんだ。

 「団地の建て替えはとても難しい」でも書いたけど、団地を建て替えるには住民の五分の四の賛成が必要なんだ。でも、その五分の四の賛成はまず取れない。なぜかと言えばほとんどの団地で建て替える費用の負担が大き過ぎて賛成する人が五分の四どころか半分もいないからだ。

 では、建て替えらえる団地というのは実際あるのかという話になる。

 あるのだ。

 建て替えられる団地はあるのだ。

 これには条件がある。

 まず、立地が東京または東京と同程度の大都市圏であること。これは絶対だ。

 そして容積率にかなり余裕がある。

 この二つが揃うと団地は建て替えられる可能性があるんだ。

 ここで、今まで法定耐用年数だとか容積率だとか説明してきたことがつながってくるのだよワトソン君。

 費用の負担が大きくて賛成が取れない→建て替えられない

 しかし、

 大都市にある団地で容積率に余裕があるところは建て替えられる

 なぜだかわかるかな。考えてみたまえ明智君。

 答えはまた次回だ。

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