団地の寿命

 団地の寿命ってそもそも何年ぐらいだと思う?まあ、団地というか鉄筋コンクリートで建てられた建物、つまり団地やマンションっす。

 これ一概には言えないのさ。単純に鉄筋コンクリートの躯体だけで言えば、コンクリに海砂を使ったり、手抜き工事等がなければ100年以上は持つと言われている。

 でも、躯体は大丈夫でも、例えば水道管なんかは絶対に100年も持たないのさ。錆びちゃうでしょ。配管は20~30年ぐらいで寿命って言われててさ、40年以上なんにもやってないとヤバいって話。


 じゃあ、配管交換すれば良いじゃんって思うかも知れないけど、昔の団地は全て躯体のコンクリートの中に配管を埋め込んじゃってるのだ。だから躯体をぶっ壊さないと配管変えられないの。おかしいでしょ?

 最近ではスケルトンインフィルって言って、躯体を壊さないで配管を交換できるようになっているマンションもあるんだけど、30年まえ40年前にはそんな団地もマンションもなかったのさ。

 そうすると交換するわけにはいかないから(いや、高額な費用をかければ実際には交換できる)、延命工事をするわけ。でも、所詮延命だから結局いつまで配管が生き延びられるかはわからないわけよ。

 1970年頃から建てられ始めた公団の団地なんかが今築50年近くになってきている。そしてまだ解体されずに残っているところを見ると50年ぐらいは延命処置で大丈夫なんだろうね。では高額な大規模修繕なしで60年もつのか。もつかも知れないねえ、わからないな。

 ま、あちきはどっちでもいいんだ。もたなければ建て替えで(容積率をたくさん余らせている団地しか買ってないし)新しいマンションになるだろうし、もつなら家賃貰い続けるだけだからね。

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