団地にエレベーターが付いていない理由

 ちっす。今日はなんで団地にはエレベーターが付いてないかって話

 普通のマンションは高層階になればなるほど値段が高くなって、団地はエレベーターが付いていないから高層階になればなるほど値段が安くなるという説明をしたの覚えてる?

 でも、なんでエレベーターを付けなかったかっていうと理由がちゃんとあるんだ。
 
 その前に容積率と建ぺい率の話を簡単にしようと思う。容積率と建ぺい率についてはその内詳しく説明するので今は簡単に話すね。

 容積率っていうのは、その土地にどれくらいの広さの建物を建てられるかの割合なんだ。つまり、もしも、容積率が100%だったら100坪の土地に対して100坪の床面積の建物を建てられるっていうこと。

 建ぺい率っていうのは、その土地の敷地をどれだけ使えるからの割合。つまり、もしも、建蔽率が50%だったら100坪の土地の内の50坪に建物を建てて良いことになるんだ。

 建ぺい率が50%容積率100%の100坪の土地があったとするでしょ。建ぺい率は50%なので、50坪の土地が使える。でも、容積率は100%なので、その50坪の建物を2階建に出来る。50坪×2階なので100坪。これで建ぺい率と容積率を余らせることなく全部使えたってことになる。

 今の東京近郊のマンションでは、普通は容積率を目一杯使って建てる。だってその土地の容積率をギリギリまで使った方がたくさんの部屋が作れて、お金が儲かるから。当たり前だよね、容積率をギリギリまで使えば100戸作れるのを50戸しか作らないなんてことあるわけない。

 でも、それが昔はあったんだ。なぜかって言うと昔は東京近郊でも土地が安かったから。今は土地の値段が高いから高い土地の上に可能な限り多くの戸数を確保するために、どんどんマンションを上に伸ばす(高層化する)。でも、昔は土地が安かったので、上に伸ばして(高層化して)エレベーターを付けて建てるよりも、広い土地を買ってエレベーターを付けずに横に広げる(低層のものをいくつも作っていく)方が安かったのだ。

 だから昔に作られた団地にはエレベーターがついてないってわけ。これが1970年代に入ってくると土地の値段がどんどん上がり、容積率を余らせて建てるようなマンションはなくなってしまうんだ。

 でも、この容積率が余らして団地を作ったということがあちきみたいな団地専門の不動産投資をやるヤツが出てきた理由でもあるんだ。でも、この話はまた今度。この話も凄く長くなるからさ。

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